「哲平ー」
「何?」
「お前麻雀得意なの?」
「…なんやいきなり」
「いや、この間の電話の時にさ、お前麻雀で勝って、情報がどうとか」
「…恭ちゃん」
「何だよ」
「なんでそんなことばっか覚えてるかなあ」
「うるさいな。どんな些細な会話でも覚えとくのが探偵の条件なんだよ」
「…ふーん。ま、ええけど」
「で、どうなんだ?」
「…ま、ぼちぼちかな」
「ぼちぼちって?」
「…なんや、えらい食い下がるな」
「………」
「わかった! 教えるて! 教えるからんな目で見んなや!」
「…別に変な顔してないけど」
「………さすがねーさんの弟やな…」
「哲平?」
「はいはいはい! 組の兄さんたちには大抵負けへんよ! せやからオレ、情報パチってくんの失敗(しく)ったことないやろ?」
「麻雀って、練習次第で強くなれるものなのか?」
「…恭ちゃんもしかして麻雀やったことあらへんの?」
「ないよ」
「こっち来る前の娯楽は?」
「読書とか飲み会とかカラオケとかかな」
「……おもいっきしインドアやなー…」
「麻雀打ってるお前に言われたくないよ。で、どうなんだ?」
「オレの場合は勘と度胸やからな。でも、恭ちゃんみたく頭ええのは論理で詰める奴もおんで」
「ふーん…」
「それやったらルール分かったら強うなれるかもな。そういうヤツ苦手なの結構おるし。オレもやけど」
「お前も?」
「なんか好かんねん、タイプ違うから調子狂うし」
「そうか……」
「どないしたん。なんか気味悪いわ」
「気味悪いは余計だ。…なあ哲平、麻雀教えてくれないか」
「は?」
「麻雀」
「……なんでまた」
「いいだろ、やってみたいんだから」
「…恭ちゃんまさか、組の兄さんから情報巻き上げる気か?」
「違うよ! だれがそんなことに使うって言った! 大体それならお前がやってるだろ、すでに」
「じゃあ何に使うねん」
「(…お前だよ…)」
「は? 何? 聞こえへんかった」
「別に! 皆が皆お前みたいな使い方するとか思うなよ。いいじゃないかそれぐらい覚えても」
「…ま、ええけど。オレも打ち仲間が出来んのは嬉しいしな」
「ありがと、哲平」
「…言うとくけどな」
「え? 何?」
「いくらオレが恭ちゃん苦手なタイプ言うても、にわか仕込みで勝てる思たら痛い目見るで?」
「!(よ…読まれてる!?)」
「さーって、勝ったら何してもらおかなーっ」
「わ、わわ悪かった! 俺が悪かったからこっち来るなー!」
















――――End.

 
哲平と恭ちゃんがひたすら喋ってるだけです。
会話だけで小説にすらなってません。
しょうがないので本編の読み返しログに従って色を変えてみました。
…コレ実はキャラ掴もうと思って書いた習作なんですよ…。
哲平の関西弁も謎だらけだったので、とにかく書いてみよう、と思って。
当然未発表のつもりだったんですけど、置くもの無く…。

恭ちゃんが何を聞こうとしたのか、哲平が何をさせようとしてるのかの設定も全部あるんですが…多分コレを小説に直すことはないだろうと思って、あえて不完全のまま恥さらし。二人の掛け合いを楽しんでくださいー。